育児教育について思った事。

11月16日から始まった育休生活は早くも1週間が経過しましたが、子どもを中心に1日を過ごすことが出来る環境は、控えめにいって最高です。

 

が、やはり身に染みて感じるのは、ママもしくはパパ1人ですべての育児を見るのは死ぬほど大変で、仕事がない環境であっても自分1人だとしたら到底耐えられそうになかったであろうという事。

 

最初の頃が嘘のように、ちびすけは昼夜問わずグズり続ける事が多くなり、妻と交代でほぼ四六時中抱きかかえていますが、当然ながらその時間って他に何もすることが出来ないんですよね。(今もこのブログを書きはじめたそばからメェメェミャアミャア鳴きはじめてしまい、30分ほど中断せざるを得ませんでした…)

もしパートナーに頼ることなく1人でとなると、極論1日がちびすけを抱いているだけで終わってしまう。そして、その間誰とも喋る事も出来ない。考えるだけでゾッとします。

 

多大な時間を奪われるだけなく精神的にもキツイものがある育児ですが、ふと思ったのが、これまで40年以上生きてきて「どれほど育児が大変か」という事を教わる機会が全くなかったという事です。

自分は2人姉弟の弟で、従兄弟含めて8人いる中でもほぼ最後(1人だけ一個下の従妹がいるだけ)だったので、子どもの頃に大人が育児をしている姿を見た経験は皆無でした。大人になり、先に子どもが産まれた学生時代の友達や会社の同期等からなんとなく大変な事は聞いていましたが、具体的にどのくらい時間的に拘束されるのかまでは聞いていた訳ではありません。

 

でもこれって自分が特別という事ではなく、多くの人が同じように、その立場になるまで知らずに過ごしているんだと思います。

 

素朴な疑問として、育児というものは多くの人が避けて通れないものなのに、なぜ義務教育の中で教えられることが殆どないのでしょうか?

 

最近もニュースでしょっちゅう幼児遺棄の話とか虐待の話とかが流れています。どんな理由があれ加害者である親を許す事は出来ませんが、彼らの殆どがやはり、こんなに育児が大変なものとは知らなかったんだと思います。

 

批判もあると思いますが、個人的には「未成年もしくは20代前半のシングルマザー」という状況は本来あってはならないものだと思います。だってどう考えても無理ですもん。産後しばらくは体力が急激に落ちている女性が一人で仕事をしながら子育ても十分に行うなんて普通の精神力では出来っこない。

もちろん中にはそれでも立派に子育てする人もいますが、それは例外中の例外であり、決して目指すべき姿ではないし称えるべきものでもないと思います。

 

保険体育の授業で避妊教育はありますが、個人的には避妊の方法を教えるよりも、子どもを育てる事がどれだけ大変で自分の時間と大量を奪われるものなのかをありのままに教える事が望まない出産を防ぐ方法ではないか、と、最近のニュースを見て素人目になぜかやたらセンシティブな気持ちになったのでブログに書いてみました。

 

明日もちびすけのメェメェミャアミャアに全力で付き合うために、さっさと寝て英気を養います!